花唄の表現とトラジャという空間
花唄の表現力が凄い。
初めに書くと、ほぼ自分語りです。
ダンス人生で最もやってきたのが''表現''だったからどうしても自分と重ねてしまう。
もうね、冒頭の「あ〜花が咲く」で
ア゙ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
となった。宮近さんの表情を見て号泣
ダンスにおいて、哀 より 楽・喜 の方が断然表現が難しい。
だし、嘘をついていたら即ばれる。
悲しくて涙は出るけど嬉しくて涙が出るのって結構ハードル高くない?「max悲しい」が続くことはあるけど、喜びや興奮って割と一瞬なこと多くない?
楽しさ・喜び・嬉しさの''陽''な感情のギアをパフォーマンスの瞬間に最大まで持っていくのって難しいと思っている。私は難しかった。
私が出演したダンスの作品って前半が悲しみや絶望、曲調が変わってなんやかんやあって終盤にステージ上に散らばってユニゾンで楽しさや喜びを表現する といった内容が結構あった。
瞳孔を開いたり、逆に目の生気を無くしたり工夫しながら前半のパートを踊っている時は割と入り込めたし、入り込みすぎて何度も練習中に泣いた。
創作ダンスにはコトバ通しというものがあって、その名の通り感情をセリフにして発しながら踊る。
妖艶な振りの時「私を見て!」「綺麗でしょ?」といったワードを言いながら踊らなきゃで、これが最初はめちゃくちゃ恥ずかしい。
「陶酔している自分」を演じれば出来るんだけど、全然ダメだって先生に怒られる。
「普段のやぶちんとステージに立つやぶちんが違うのは当たり前。だけどステージ上で嘘をついたら絶対にお客様に伝わらない。」って。
この意味がまぁーーーーーー分からなくて。笑
TravisJapanが踊るLove so sweetや花唄は
表現者として、
TravisJapanというアイドルとして、
一人の人間として
全てが乗っかっていた。
それらの割合が個人によって異なるから一人一人見ていて全然飽きない。
何人か挙げるとすると、如恵留はアイドルとしての割合がとても高いように見える。
GANMIの特殊な振り付けを殺さずに、ジャニーズアイドル:川島如恵留 を表している。
如恵留担が最も推しにアイドルらしさを求めるんじゃないかと思っているので、尽くファンに寄り添うアイドルだなあって。
なんでかは分からないけれど、見ている皆 に向けてではなく 貴方 に向けて踊っているように感じた。
あと手の表現がエグい。手を使う振り、ほぼ全部パー✋のニュアンスが違った。Shortsをざっと確認しただけで10個違った。全ての手がその時の振り付けや音にリンクして表現している。
宮近海斗は本人が言うように、アイドルと本当の自分の部分の境があまり見えない。めちゃくちゃ騒いでふざけているのとか、「どれも本当の自分。宮近海斗の一部」と本人が語るのがめちゃくちゃ分かる。
GANMIのことがめちゃくちゃ好きで、めちゃくちゃリスペクトしているのが死ぬほど伝わってきた。し、宮近さんの踊り方・筋肉の付き方などのポテンシャルに鬼マッチしている。
どの宮近海斗も大好きでたまらないが、パフォーマンスに”本当の宮近海斗”が映し出される瞬間が一番好き。ダンサーではなく、アイドルの宮近さんを追い続けたい理由がここにある。(ここで好きすぎるあまり思考停止)
なんで自担の話になると語彙力2になっちゃうんだろう(泣)
表現の話で挙げないわけにいかないのが松倉海斗。
花唄の表現力凄かったーーーーーーーーーーー
俯いている時もずっと笑顔。きっと背を向けて待機する時間があったとしても笑顔だと思う。
色んな映像を見て松倉海斗のダンスを シャカリキ期、憑依期、迷い期、現在で分けている。
憑依期の松倉くんは迫力が凄い。簡単に真似は出来ない、とても魅力的な個性。ただ、あそこまで表現者に振り切れてしまうと幾つかデメリットが生まれてしまう。
恐らく音の聞こえ方が変わってくるので遅取り・早取りをしやすくなる。こちらの世界に戻ってきた時に振りをミスしやすい。周りと空気感が合わない。
色んな葛藤があったんだろうなっていうのがパフォーマンスに現れている迷い期。(十分魅力的なのは大前提として)例えば、今に比べて胸が上を向いていない。目線が下にいくことが多い。
この頃はあまり自分に自信がなかったのかなと感じた。
そして現在。
賛成コンで思ったのが、憑依型が消え去ったわけではなかった。曲によって使い分けていた。
タブーの松倉くん憑依してたな〜
(憑依しているかどうかは表情、肩の角度など立ち方、逆手が骨折しているかどうかで見分けている。松松担と現場を振り返る時「あそこのまつく骨折しとったね〜」という会話が必ず出てくる)
ただ、憑依はしているんだけど、本当の自分を芯に持つようになった。私にはそう映った。
+81の松倉くん。見ているこっちが笑顔になるほどの眩しい笑顔。キラキラアイドル。嘘偽りのない本当の松倉海斗だった。
感情や歌の世界観・歌詞を表現出来るだけの術も凄い。
・0:25「あ〜花が咲く」で頭をふりふりするムーブ
・0:51「舞う花吹雪」後のステップで肩を押すような手を加えることで音に合ったメリハリができる。
全体的に振り付けで止めと瞬発力が向上した。
・1:01ラララ〜で揺れるところはつま先がぴょこぴょこしていることから、腕だけでなく体の軸から揺れているのがわかる
・1:18「舞う花吹雪」の首(顔)のつけ方が手と同様でまさに舞っていて、目線が遠いのも良い。
・1:22「心込めて」はあの体勢で右足を上げるの結構負荷がかかるはずなのに、更に胸を出して、本当にいい表情をしている。良すぎる。
動き自体、普段は動きの前後に余韻があるが、確実に音にハメていくGANMI振りに合わせて寄り道を殆どしていなかった。その分たまに付ける首や肩に松倉節を感じた。進化し続ける松倉海斗 最高だった!!!
あの早振りであれだけ表現力豊かなトラジャは本当にすごい!!!!!!!って話終わり。
ジャニーズって他のアイドルに比べて(YouTubeも含めて)バラエティや演技の仕事が多いってのがパフォーマンスにプラスに働いているよねって話は割愛。
ある大会に、それはそれは馬が合わないメンバーたちで出場したことがあって。
練習は地獄以外の何者でもなかったんだけど、ここまで来たら開き直ろう!1度しか踊れないし!って直前に何故か結束して(笑)
その作品の最後のユニゾンで、でっかいシャボン玉のような、わたあめのような、雲のような、ふんわりしたものに全体が包まれた感覚になって。嬉し泣きしながら踊りきったことがある。
終わったあと聞いてみたら全員同じ感覚だったって。
そのステージで心のシンクロを初めて感じた。
初めて泣いている先生を見た。泣いている姿は後にも先にもその一度しか見ていないな。
見ている人にも伝わったことが凄ーく嬉しかった。
私は小心者過ぎてあまり1列目に選ばれたくないタイプだった。
2列目以降だと誰かしらの背中が視界に入るから分かりやすく仲間を感じられる。でも1列目って視野的には真横の2人がギリ見えるくらいで、客席に飲み込まれないようにするのに必死になって集中力が切れちゃうことが怖くて。(過去に1列目センターでやらかしたトラウマ持ち故)
若かりし頃の自分、他のメンバーに失礼すぎる!!
その大会はユニゾンで1列目のセンター割りに選ばれちゃって、まじでやめてくれって思った。
何回かズル休みしたら立ち位置変えられるかなー。でも最後列の端とかになるのは嫌だしなーとか最低なことを考えていた。笑
結果1列目のセンター割りとしてその大会のリノを踏んだわけだけど、仲間を感じるのって目だけじゃないんだって初めて思った。
その大会より良い成績を収めた大会は他にあるけど、私にとって財産になった大切なステージだった。
TravisJapanを見ると、そのふわふわした膜を思い出すことがある。あーーだから私はトラジャのことが好きなんだなって、その膜をトラジャに感じると自然と涙が出てくる。
賛成コンのオーラスWアンコールでのTogether Nowは、お客さんも含めて会場全体がそれに包まれていた。
嬉しいお知らせが無かったら悲しいかもなあと不安だったけど、あの空間にいれたことだけで十分幸せだった。
TravisJapanを応援していて良かった。なんて幸せなんだろう。こんなにも大切な存在でいてくれてありがとう。って。
次はいつ"膜"を感じられるかな〜楽しみ!!
表現について思ったことを残したくて書いたブログ終わり!
トラジャの進化が止まらない!!フゥ~~~~~!!!!